2010年2月28日日曜日

生まれた国の価値とか日本のよさとか。

僕だけなのかもしれませんが、
日本人であることの強みとか、日本らしさとか
日本の価値とかをいろいろ考えることが
べトナムに来てから増えています。

それはきっと基本的に英語もべトナム語もできないのに、
要するにその国で生きる最低限のことができていないのに、
日本人だというだけで、ベトナム人の工場勤務の人たちよりも
高い給料を頂きながら、生活している自分に違和感を感じるからなのでしょう。

さらに世界中の人達が日本に関心を持ち、
頑張って日本語を勉強している人達がいる世界の現実の一端を
ここで見ているからよりそう思うのでしょう。

「日本に生まれ、育ってよかったなぁ」とは
日本にいた頃から持っていましたが、
べトナムに来てその気持はより強いものになりました。

そして、なによりも日本を価値ある国にしてくれた
目上の方々への感謝を感じます。

もうちょっと深く書きたいなぁと思うのですが、
そろそろカフェを出なくては・・・

日本語を勉強している学生達の面接に行ってきます。



2010年2月21日日曜日

10カ国以上の人と同時に出会ったら・・・


徒然なるままにニャチャンの思い出をご報告します。

ニャチャンは周りに小島がたくさんあって、

それを活かしたボートトリップツアーという企画があるんですよ。

それにバックパッカー中の学生と参加して、

まあせいぜい10人ぐらいだろうと思いフタを開けると・・・


初の動画挿入です。御覧下さい。。













イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、オーストラリア、アメリカ、カナダ、

スウェーデン、オランダ、スリランカ、韓国、中国、べトナムなど

多過ぎて覚えてないですが、総勢約40人の多国籍ツアーに

英語話せないジャパニーズ2人が入り込んでしまったのです。。



いや少しぐらいは話せるんですよ。

��対1とかだったら、ちょびっとは話せるんですよ。



しかし、この40人を超える大所帯でナチュラルかつ

ハイスピードなイングリッシュが飛び交いまくってるんわけですよ。



御覧の通り、彼等は次々にいろんな人に話しかけ、
多くの友達を作っていく中、完全に空気に呑まれ、
沈黙・睡眠を繰り返す僕と学生。


やることはこうやって動画を撮ることぐらいしかないのですよ。


時には話しかけられることもあるんですが、緊張して

「オーイエス!イエース・・・」のようなことしか言えず、

もう・・・なんていうんですかね。。



英語話せなくてすみません・・・みたいな。
ツアー参加しちゃってごめんなさい・・・みたいな。

日本人でごめんなさい・・・みたいな。



気持ちにまでなってくるわけですよ。



そして、ようやく1日かけたツアーが終了し、

��人で学んだことは


「やっぱり世の中英語だな。」


というごくごく当たり前な結論。



当たり前なのですが、本当に問題だ!と思えるほどの

意識を持っている人って多くはないんじゃないかなと思う。



今回のように「あぁ・・・情けない・・・」とか思う体験は

日本にいるだけではそう簡単にできないと思うんです。


それだけでも貴重な体験させてもらったなと思います。


【モチベーションが全ての外国語教育】

情けない経験もしたところで、家に帰り、
日本における外国語教育の将来をニュース閲覧。

こんなものを発見。

「小学校の英語教育は必要か」産経ニュース

どうやら小学校から英語を勉強させ会話重視の
教育方法に変えていくみたいですね。

このニュースでも書かれているが、これの今後の課題は、
・英語が達者な小学校教員の充実→現状少ない
・子ども達の動機づけ→楽しさ、意義、価値がないなら学ばない

大きくこの2つではないかと思う。

外国語に慣れることよりも外国語が面白いとか
外国語学びたいと思う気持ちにさせることが大切だと思う。

だからまず教える側が外国語の魅力、楽しさ、重要性を伝えることが
できないのなら、子どもたちがやる気になるのは難しいだろう。

それに毎週ゲームなどで親近感を持たせるより、
教師も生徒もボートトリップツアーのような
コミュニケーションしなければならない場に放り込んで
「あぁ~話せた方がいろんな人と仲良くなれていいよな~」とか
「英語話せないと俺らだけか・・・ヤバいな・・・」とか
1年に1回でいいから体感させることの方がずっと興味関心を持つと思う。

べトナムでも上手にベトナム語を話せる人達は
何か意志を持っていたり、恋人や奥さんがべトナム人だったり、
それぞれに学ぶことへの重要性・意義や価値があります。

外国は多くの人にとって遠い存在であり、
それを近づけること、学びたいと思う動機づけをする
機会・環境ををつくることがもっとたくさん必要なのだと思う。

1 勉強したいなと思うワクワク感
2 勉強しないとヤベーなと思う危機感

自分は2で火がつくなタイプですが、
持続していくためには1が必須だなと思うのです。

2つのバランスがとれた教育環境が整えばいいなぁ。





2010年2月14日日曜日

ニャチャンへ一人旅行ってきました。

ブログ更新がちょっと滞りました。

というのもべトナムは旧正月のため、10日間の休日を利用して
1週間前からニャチャンというべトナムでは
有名なリゾート地に行っていたのです。

いやー満喫しました。。
ということで徒然なるままにニャチャンレポート致します!!



まあまずはビーチ沿いの道路の
景色はこんな感じでございます。

やっぱいつもいるダナンとの比較をしてしまうのですが、
海岸沿いの街を枠で区切って比較すると・・・

1 海
2 ビーチ
3 道路
4 ビーチと道路の間にある踊り場スペース(EXベンチや公園など)
5 ビーチ向かい側の街並みスペース(EX主にホテル)

の5つの枠で整理できるかと思います。

ダナンの方が優位性があるかなぁと感じるのが
ビーチと海のきれいさかな。。

ダナンのビーチはきれいというより、ただ単にあんま人が
いないからゴミを捨てる人もいないという意味だけですが・・・笑

やっぱ人が増えてくるとそれに伴って、ゴミは出ますよね。
須磨とかひでーもん。。

ニャチャンも一部そういった場所を見てしまったので、
清掃活動頑張ってほしいなぁ。

海については主に普通の観光客が行くニャチャンビーチを
見ているのですが正直海はあんま綺麗じゃないかなぁと思う。。

事実みんなビーチでくつろいでいるだけで、海にはほとんど入っていない。

同じようなことを思っているのかもしれんなぁ。


しかししかしヴィンパールランドというロープウェイで行く場所があり、
島1つをまるごとアミューズメント&宿泊施設にしているのですが、

そこの海は結構きれいだったなぁ。泳ぎたいならそこがいいと思う。

ニャチャンは小島が海の向こう側にいくつも浮かんでいて、
それを遠くから眺めるのはかなりグッド。

いくつかそれが伝わる写真を探してみよう。。



ちょっと高いところから撮った全体像。



2車線のほどよい幅も気持ちいい。
ランニングやサイクリングしている人もいるし、
前にハーフマラソンの会場になっていた理由も頷ける。



川も流れていて、橋がかかっている。
ダナンの川沿いと違うのは小さな小舟がたくさん浮かんでいること。

街の人達の生活観が感じられる雰囲気がある。

ダナンの川沿いはこういった小舟がたくさんあるわけではなく、
もう少し都会的な雰囲気を感じさせてくれる。

こういった景色も好きだが、
川沿いの景色についてはダナンの方が好きだな。

夜に街灯が灯す明かりが好きなのです。



こうやって三角にとんがらせたり、丸くしてみたり、
デザインがきめ細かい。

これが上記の
『4 ビーチと道路の間にある踊り場スペース(EXベンチや公園など)』
のスペースなのだが、これがまた見ていて気持ちがいい。

こういったところはダナンでも真似していきたいなぁ。

という感じで特に観光スポットが街になるわけではないのですが、
見ていて気持ちがよくなるビーチ街がニャチャンなのではないかと思うのです。

あと自分が経験したことで特筆したいのが・・・

1 ヴィンパールランド
2 泥スパのタップバー温泉
3 小島を遊泳ボートトリップツアー

てところかな。
ではまた時間あるときに書かせてください。



2010年2月7日日曜日

べトナム徒歩で縦断!環境保護活動家宮田さんとお話

先日、徒歩でべトナム縦断しながら,
樹を植えて平和のメッセージを発信している若き日本人が
泊まり来ているという話をEENAホテルから聞き、
非常に興味深々でお話をしてきました。

名前は宮田さん。
ブログもあるので、こちらからどうぞ。

まだ28歳という若さだったのも驚きでした。

結婚しないんですか~?とかもよく聞かれる質問のようで、

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自分の好きな人や子どもが、今次第に環境が悪くなっている
地球で苦しむことを想像すると本当に辛い。

自分の幸せをまず考えるより、世界並びに地球の平和、

環境がよくなることを考えたい。

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あぁ。。なんて素晴らしい人なんだ。。と感銘を受けました。

こういう時にいつも思い出すのが、田坂広志氏の言葉。

以下引用させて頂きます。

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この日本という国に生まれた我々が、
一つ気がついておくべきことがあります。

60年以上戦争の無い平和な国。
世界有数の豊かな経済大国。
世界の最先端の科学j技術を享受できる国。
高齢社会が悩みとなるほど健康で長寿の国。

誰もが高等教育を受けることができる国。

この「5つの条件」に恵まれた日本という国は、
文字通り「世界で最も恵まれた国」であり、
我々は、「世界で最も恵まれた国民」に他なりません。

そうであるならば、この国に生まれた我々には、
世界67億の人々の中で最も恵まれない人々に
手を差し伸べる「ノブリス・オブリージュ」
の精神が求められます。
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偶然にも日本という先進国に生まれ、育った
僕たちには世界の人々、社会に対して
果たすべき「義務」や「責任」があるのでしょうか?

一人の人間としての生き方の自由と幸せの追求。

恵まれた国に生まれ育った人間としての責任と義務。

世界に対して手を差し伸べず、
個人の自由を優先させて生きることは
先進国で生まれ育った人間としては
間違った生き方なのでしょうか?

良い悪いの話ではないことはわかっているのですが、
そう簡単に答えを出せない問いなのです。


【自分に正直に生きることとポール・コールマンとの出会い】

そんな素晴らしい宮田さんも学生時代、就職活動をしていたようです。

やりたいことはあるが、就活するのが当たり前だし、
なんか・・・やらなきゃいけないよなぁ。。

という空気に流され就活をしていたようです。

しかし、いつも「このままでいいのか?」という問いを
自分の心に聞き続け、ある日、就職活動を辞める決断をして
地球環境のことについてさらに学ぶべく韓国の大学院に行くことを決意。

でも韓国に行ってからも「この選択はあっていたのだろうか・・・」と悩む日々。
そんな時、アースウォーカー、ポール・コールマンとの出会い。

この人すごいのです。。

何がすごいかってのは以下HPから引用させて頂きました。

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私は、1990年から、自然環境を守るために行動しようと
呼びかけながら、世界中を歩き、木を植えています。

歩いた距離は4万4000キロ、歩いた国は39カ国。

アマゾンのジャングルからジンバブエの高地、果ては戦地まで
社会のあらゆる層の人々に自然保護のメッセージを伝え、
1995年には、戦時下で包囲されていたサラエボまで歩き、
一本の木を植えました。



多くの友人と支援者のおかげで、すでに数百万本以上の
木が植えられました。
私の願いは、私の活動が人々を刺激して、
さらに多くの人々が地球
のために行動するようになってくれること。

歩いている途中で出会う普通の人々が、私の一番の支援者です。
そうした人々が食事を提供してくれ、泊まらせてく
れるおかげで、
私は今でも、歩き続けていられるのです・・・


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宮田さんもこれに触発され、自分もやってみようとなり、
既に韓国、台湾、中国などを歩いたようです。

そして、ポール・コールマンと同じようにいろんな人の
優しさに触れながら本日ダナンからホイアンへと歩いて行きました。

【感想】

どんな人でもきっと社会一般的に流れている当たり前や常識、
思い込みに囚われ、このままでいいのかな?と思いつつも流されて日々を送る。

でも、「このままでいいのかな?」という気持ちを持ち続け、
自分の心の声に素直に耳を傾け、行動に移し変えた時、
当たり前に囚われた世界から一歩だけ抜け出せる。

また引き戻されるかもしれないけど抜け出せる。

そして、人との出会い、何かしらの衝撃的な事件、
そういったものがより自分を突き動かす原動力なるのかな。

人の生き様というのは本当に勇気づけられるものがある。

宮田さんにとってはそれがポール・コールマンだったように、
やはりどれだけ多種多様な生き方に出会い、
「自分にもできるかもしれない。」とか
「こういう生き方もいいんだな。」って思えることがやっぱり大切だなぁと思った。

うーん。もっと書きたいことがあるような気がするがまとまりきらんし、
長くなってきたし、ひとまず終了。

本当にいろんなことを考えさせられた環境保護活動家の
宮田さんとの出会いでした。









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