2010年11月30日火曜日

ダナン-成田直行便決定!!だがしかし・・・!

ベトナム中部の街ダナン。

隣町に世界遺産のフエとホイアンがあり、
さらにダナン空港から海までタクシーで約10分で着くという
観光資源に恵まれた地域。

そんなダナンについに・・・・
成田から直行便が飛ぶということがこの度決定したようです。

参考情報は下記をどうぞ。


VIETJO→ベトナム航空冬季限定で成田ーダナン就航



日本アセアンセンター→ベトナム航空成田ダナン線直行便就航


このダナンと日本の直行便はどうやら3年以上前から
ずっと話が出ていたようで、毎年べトナム人から
「今年は本当に飛ぶ!!本当に今度こそ飛ぶ!!本当の本当!!」
という話を聞き続けてきたため
もうどうでもいいやーとなってきたところでついに決定。

去年から関空や福岡など地方の空港からもチャーター便を
飛ばしていたため、だいぶ前向きには進んでいるんだろうなと
思っていましたが、いきなり12月から飛ぶことが決まってびっくりです。

いやしかし、ここに住んでいる人間としては嬉しい情報です。

だがしかし、中身をちゃんと見てみると・・・
以下日本アセアンセンターから抜粋です。

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ルートは成田→ダナンの片道のみで、
復路は、ハノイ及びホーチミン経由にて成田着となります。
--------------------------------------

・・・・つまりですね。。

行き:成田→ダナン(直行)
帰り:ダナン→ハノイORホーチミン→成田

帰り直行してねー。笑
ちょいおーい。

まあまあ日本から約4時間でダナンに来れるということは
非常に大きな意味があるのでよしとしましょう。


【ダナンってどんな街?】

ただしかし、多くの人にとってダナン?どこそれ?
というのが現状だと思う。

でもでも、結構旅行業界的にはダナン並びにベトナム中部は
とても注目されている場所でありトラベルビジョンの「ダナン」で
検索した記事をいろいろと読んで頂いたり、
僕の記事の中にある、ダナン→ホイアンリゾートホテルラッシュ
ミラクル五行山ツアーなど旅行者に見てほしい記事を参考にして頂きたい。

※トラベルビジョンは会員登録しないと読めないのでご注意を!

今後の展望として面白いのはこれもトラベルビジョンの中の記事ですが、
ベトナム、ダナンなど中部エリア周遊の提案強化-日本語ガイド増に期待も

という記事の中に、日本→ダナン→シェムリアップ(アンコールワット)という
ラインをつくろうとしている構想がある。

現状ハノイORホーチミンを経由してシェムリアップというツアーが多くあり
上記2つの街が観光客でにぎわう理由の1つには、みんなアンコールワットを
目指して旅行に行き、そのついででハノイホーチミンを楽しむという流れがある。

それがもしアンコールワットのついでにダナンとなれば
世界のフエやホイアンなどアンコールワットの他にダブルで世界遺産が見れる。

さらにミーソン遺跡やチャム博物館とのセットにすれば
チャム族、クメール族、チャンパ王国、アンコール王国の歴史の流れが
見えるようにもなり魅力的だと思う。

もともとこのダナン周辺はベトナムではなく、
チャンパ王国という今は少数民族になってしまった
人たちの土地だったようだ。

なので、ホイアンを貿易の拠点として多数の国と交流したこと、
チャンパ王国の人達の聖地として、ミーソン遺跡をつくったこと、
それらを知りながら、アンコールワットにも行くと
「あこれ似てる。」とか「あーこういう風につながっているんだ」とか
歴史ってつながりがあり、面白いなぁと思える。


【街を見てワクワクする感じ】

今ダナンの現状は整備されていないインフラ、
洗練されてはいない接客サービス、
認知度も低い未開発な街だけど、5年後、10年後
本当にこの街は一大観光地になっている可能性は
十分にあると僕は思っている。

よそ者ながら、将来のダナンが楽しみなのだ。

僕は日本で多くの時間を神戸で過ごしたけれど、
将来この街がどんな街になるのだろう?
という街の見えない将来にワクワクするというか
将来が楽しみというかそんな感情を抱いたことはなかった。

そして前に横浜のマリンタワーから見た街の景色を見て
本当に街がきれいに整備されていて、すげーと思った同時に
「これ以上この街に何をする必要があるんだろう。」
と思ったこともある。

今僕がダナンに住んでいて、抱く感情は
きっとあまりにも整備されていない部分と
ちょっとやりすぎじゃねーか?と思うぐらいの開発ラッシュの
狭間に揺れる時だからこそ湧き出る感情なのかもしれない。

僕は少なくとも地方都市の神戸に長年いて、
生まれた頃からきれいに街は整備されていたから
街がこれからどうなっていくかとか成長していってるなぁとか
肌で感じられるほどの体験ができなかった。

きっと昔の日本は今のダナンのようなワクワク感があったのかもしれない。

そして幸か不幸かわからないが僕ぐらいの年齢の人は
そのワクワク感を日本で感じる機会は少ないと思う。

あれだけ何もかもある街にいると成長しているかどうか
変化を感じることができないのだ。

当たり前なんだけど、時代は変化していく。
街も国も仕事も生き方も給与も変わっていく。

僕はそんな当たり前な「日々日々全ては変化する」ということを
ダナン、そしてベトナムから学んでいるような気がする。

そんなワクワクするような新興国、
これからの可能性にあふれている街に行ってみるというのも
面白いのではないでしょうか。

そんなこんなをいろいろ感じている
ベトナム中部の写真をいろいろ載せて今日は終わりにします。










































































2010年11月14日日曜日

ベトナム人ってどんな人?という問いから見えてきたこと

こんばんは。
最近ついに食中毒になりました。

みなさんも気をつけましょう。

さて、最近街中で見つけた日本です。

 

国際交流基金の企画でダナンの某私立大学で行われました。

私はこの日に食虫毒になったため、内容は不明ですが
こうやって少しずつ日本のことが認知される
企画が世界中で行われているのでしょうね。

以前、ハノイでの企画はコスプレでした。



文化交流という名の下にいろいろとやってるようですが
このような機会を通じて「日本が好き!」という
人が増えることを望みます。

垂れ幕ネタばっかで恐縮ですがもう1つ。



何書いてるかわけわからんと思いますが、
これは在ダナン某日本企業が求人募集しているのです。

これが出されていた場所がダナン大学の前と日本食屋の前。
狙いは日本食屋で今仕事しているベトナム人や学校に通う学生を
おそらくターゲットにしたのでしょう。

ホーチミン・ハノイでは工場労働者などが集まらないということで困っており
中部地方ならまだ人が集まるだろうということですが、中部でも次第に
人が集まらなくなってきているようです。
給料も少しずつ高くなっていますしね。

となるとダナンとハノイの間の北中部エリアに出そうかとか
ラオスに行こうかミャンマー行こうかなど製造業の行く先は
どうなんのかなぁとか製造業って永遠にそれを繰り返すのかなぁとか考えます。


と人材絡みで話をシフトすると
ちょっと前には関西から中小企業の方々と大学の教授さんがやってきて
ダナン大学とのインターンシップによる提携や学生の採用、労働研修の方法など
いろいろと聞いていました。

この「人」という観点での話は、ベトナムにある日本企業だけのテーマではなく、
上に書いたように日本にある企業や日本の大学にも及ぶテーマであり、
さらに現在ダナンではベトナム人の看護・介護人材を日本に送り出すための
プロジェクト
も実施されているため幅広く展開されていると感じています。

このような時に多くの人が気になることの1つに
ベトナム人という人はどんな人なのか?
という問いがある。

それは具体的に言うと、どんな教育レベルであり、
どんな価値観、労働観を持っているのかということでもある。

しかし、個人的には「ベトナム人はこんな人」という一元的なくくりをすることは
「~大学の人はこんな人」と言っているのと次元的に同じであるため
あまり好きではないし、みんなその一元的な
くくりで当てはまるわけがないと思う。

日本人の学生でも起業している人もいれば
大学でひたすら研究している人もいるし、世界一周している人もいる。

ベトナム人だって、いろんな人がいると思う。

「~人だから~という性格」という国フィルター、国フレームを
付けすぎず、目の前にいるその人が
どんな人かを考えればいいだけだと思う。
(ただ、文化歴史習慣受けてきた教育などからくる傾向を理解することは大切。)


しかししかし、またちょっと話がシフトするが
ベトナム人という実体を掴むための
参考情報が現在日本にはあまりにも少ないなぁとも実は思っている。

ベトナム人についての一般的な情報といえば
「真面目で、勤勉で、手先が器用で、日本人と親和性があるらしい」
ぐらいのことしかわからないのではないだろうか。

例えばドン・キホーテに内定が決まった中国人学生の記事で
中国人エリート4人組がやってきた
のような「こいつらすげー。。」と思うような話や情報が
「ベトナム人」というネタでは少なくとも僕にはほとんど入ってこない。

もちろんこれが中国人の全てではないが
「こういう人もいるのか」という情報があるかないかでは
注目度が全然違うと思う。

旅行会社の人や留学斡旋の人など世界中を相手に

仕事している人たちと話していてよく思うのだが、

ベトナムという国全体の注目度は確実に上がっている。


でも世界中他にも注目すべき国は山ほどあり、
そこからもう一歩踏み込んでその国を知ってみよう!関わってみよう!
と思うための話題性やネタ、点でPRできるものが
まだ少ないと僕は感じている。


例えば
韓国ならヨン様とかサムスン、LGとか
カンボジアならアンコールワット

みたいに今後ベトナムも「もの」なのか、「場所」なのか、
それとも「人」なのかわからないが、目玉となるものができて
点でPRできるものが増えればいいなぁ。

それについて外国人としてここで生きる僕が、
あーだこーだ言うなんてことは恐れ多い。

けど、ベトナムのこれいいなぁというよそ者視点は伝えていこうと思っている。

そうそう1月には日本にいるベトナム人達が自分たちで企画している

ベトナムドリプラという企画がイベントがある。
※ドリプラをご参考までに。

そこでベトナム人という人がどんな人なのか、
それ以上にそこにいる彼らがどんな人なのかを
感じてもらいたい。

きっとベトナム行ってみてーとか
ベトナム人採用してーとか
そこにいる彼らと仲よくなりてーとか
思ってもらえると思う。

またいつか詳細告知しまーす。




2010年11月2日火曜日

地域にいながら海外とつながること

先週の日曜日。
EENAホテルの娘さんが4歳?になったということでダナンで誕生日パーティ。

偶然宿泊していたベトナム人なども交えながら
大勢の人たちでにぎやかに過ごしました。



最近なんとなく感じるのはダナン日本人が増えたなぁ。と思っております。

そういやこの写真に写っている人たちもほとんどが
1年前にはいなかった方々だなぁ。

と同時にそれだけいろんな人と関わりながら

ここで生活できていることに嬉しさを感じます。


時々就職相談のようなメールが恐れ多くも僕のところに
くるのですが、「海外で生活していて大変なことってなんですか?」
と質問されることがよくあります。

そんなときはもちろん

言葉。以上。と100%当たり前な回答をします。

でもほんとのところ、もう1つあって・・・
友達が少ないっす。そもそも日本人で同世代の人がほとんどいないっす。
気を遣わずバー!!って話せる相手がいないっす。
ってことが挙げられるかな。

環境上、いつも年上の人達と話しているために

唐津さん年下にも敬語使ってますよね。
関西出身のくせに関西弁ほとんどでないですよね。

と言われたこともある。

こんなことをブログで書いてしまうと
ああなんて寂しい奴なんだ・・・と思われがちですが
まあそんなことは置いときましょう。


でもこういった経験をしているからこそ、
僕は逆に日本で住んでいる外国人の人たちに
思いを馳せることができるようになり、

彼らは日本人の友達がいるのだろうか?
地域には同じ国の人たちはいるのだろうか?
母国語を話す機会はあるのかなぁ?
何か生活上のトラブルがあったとき大丈夫なのかな?

とか考えるようになりました。

外国に来て寂しさを感じたことで、
日本にいるときは全くなかった視点をもつことができた。

人の痛みをわかるためには
自分がその痛みを経験している必要があるのかもしれないなぁ。

だから痛いことや辛いことをたくさん経験している人は
人に優しくなれるのかもしれないなぁ。

そんなことも感じたりしているもんで、
日本に一時帰国して少し時間が空いたときには
日本の中にあるベトナムを少しでも知れたらと思っている。

つーことでベトナム料理屋へ。
わが地元神戸&大阪。

これは大阪のお店かな。



シントー750円。。ベトナムでもこんなぼったくられたことありません。。


この下は神戸三宮センター街のさんちかにあるタンカフェ。

xin chao ! xin moi !ばっかり言ってる店員さんがいて
意味わかって言ってんのかどうか疑わしいかったのが面白かった。

ここの店長さんはどうやらベトナム人のようだ。
そしてnuoc miaがある。。



結構取材されとるようやね。

実は神戸ってすげーベトナム人の人が多い街で有名なんです。
てことは最近知りました。

昔ボートピープルで日本が難民受け入れしたのが
神奈川県と兵庫県だったようでそのときのベトナム人が
今もこの2つの県には多く定住しているなんてことは
20数年間神戸で生活してきたけど全く知らなかった。

阪神大震災以降にはNGOもできている。

そこは大学時代毎日通り過ぎた駅だった。

僕が無知過ぎたということもあったけど、
興味関心もなく、何気なく生きていたら気づかず
通りすぎてしまうものなんだなと改めて思った。





こっから下の写真は東京。

花泥棒っていう会社があって、そこが下北沢で経営している
カフェ KARATE CHOP。

隣には服屋さんもあってそこの服は
どうやらベトナムで作ってるらしいですわ。



これまた下北沢のベトナム料理屋リトルサイゴン。
電話番号載ってるけどまあ宣伝になっていいか。笑



ここは日本に留学に来ているベトナム人学生を
アルバイトで雇っていて、その子の特技を活かして
レストランでこんなイベントをやっている。

自分自身がそうだったけど、ベトナム料理屋さんとかカフェに来る人って
何かしらベトナムとつながりがあったり、ベトナムの国のことを
思い出したかったり、ベトナムに関わっている人に出会いたいって気持ちを
持っていたり、味ももちろんだけどそれ以上のものを求めて来る人が
多いってこの店の人が言ってた。

だから日本語がまだまだ未熟でも
ベトナム人のアルバイトを雇う意味はそこにあるって言ってた。

ベトナムのこと知りたいと思うとき、
または海外のことを知りたいと思うとき、
その国に出かけることが1番理解できる。

でもそれをしなくても日本の中にも外国ってたくさんあると思う。
見えていないだけで僕たちの生活や地域にいつもどおりあると思う。

ネットや本から調べる外国もいいけど
こういったカフェや料理屋さんにいる人たちから
その国のことを知ったりするのもいいのではないでしょうか。

決して正確な情報ではないかもしれないけれど
その国を知るためには心を通わすことが結構大切なのかなって思う。

他にもボランティア団体だったり、国際会館だったり
つながりは意外といろいろあるはず。

地域にいながら海外とつながれる。

think globaly act localy

とはこのようなことなのかもしれない。