2011年3月30日水曜日

ダナンに登場さくらフレンズカフェ!で珍事が・・・

かなりご報告が遅れてしまいましたが
ダナンにある民間日本語学校さくら日本語センター内に
ベトナム人と日本人の交流の場を生むさくらフレンズカフェができました!

こちらに詳細な紹介書いているのでご覧あれ



もう1ヶ月以上前になりますが、オープニングセレモニーの
当日に行ってきました。

たくさんお祝いの花がありますねー。





そして会場内は若いベトナム人たちでいっぱいです。
和な雰囲気が感じられるとてもいい空間でした。





しかし今回ここに来た目的はもう1つあるのです。

それは・・・下記ご覧くださいませ。






なんかだんだん自分が追っかけみたいになってきており、
今まで高尚なことを書いて読者様からの共感を得てきた当ブログが
ホイヤン娘の魔力によって活動掲示板化しているという忌々しき事態です。

下記はライブでしか手に入らないプレミアアイテムです。






なんと歌詞カードが配布されました。

いくら日本語学んでいるベトナム人たちといえど
マハリクマハリタは意味不明ですね。






そして細部をよく見ると・・・







いちいち笑わせてくれます。

この歌詞カードのクオリティでまず信用がおちんじゃねーか。。笑


しかし、ここから先は本当に本気でお伝えしますが
ホイアンにあるYALYというオーダメイドショップの
お店は本当にいいものを作ってくれます。

約15年以上前から存在し、
ホイアン市内に3店舗も構える有名ブランドです。

日本語で対応できるスタッフもいて、かつ今は
言葉がわからなくても指差しでサイズの調整や
オーダーができるシートも作成中。

オーダー

半日~1日(ものによる)待つ。

ぴったりのサイズに修正をかけるため試着

完成!

という流れになっており旅行でホイアンに
1泊ないし2泊すれば作れます。

店内にはカタログも置いてありますし、自分がファッション雑誌の
写真などを切抜いて「こんな感じで作りたい!」とオーダーして
作ることも可能です。

やはり女性ならパーティドレスとかいくつかほしいようなので
それを安く作れるのが助かるらしいですし、男性なら
スーツを自分のサイズに合わせて作ってくれて2万円以下!
※もっと安くもできるし高いものある。
だったらいいですよねーと好評だ。

と気合を入れて宣伝するのは今回の記事では
マッチしないからまた次回にしようと思う。

さらばホイヤン娘!!ありがとうホイヤン娘!


(注):ホイヤン娘とホイアンは一応関係ありますが、
「ほいやん」という響きを気に入っているためあえて
「ほいやん」になっております。ご了承くださいませ。







2011年3月19日土曜日

チェンジメーカー留学INベトナムのご報告【後編】

 さてさて引き続きまいります。



③道徳なき経済は犯罪であり、
       経済なき道徳は寝言である

これはベトナムでお世話になっている方から

教えてもらった二宮尊徳の言葉です。


ベトナムにおける外資系企業の進出の傾向を見ると

貨幣価値、人件費をメリットにした進出が多く見られる。


そこに対して純粋な目でものごとを見れる学生達には

様々な葛藤があったようだ。



・先進国の都合で他国に進出することは許されるのか。

・国は外資を歓迎する。しかし国民は歓迎しているのか。

・これは人間がやらなければならない仕事なのか。なぜ機械にしないのか。

・まだまだ仕事がない国において雇用を生んでいるという

 観点から見ればいいことである。

・しかしその雇用を生むことが自体が果たしていいことなのか。


十数年すればいなくなってしまう可能性が高い

人件費メリットの進出は最後終わりを迎えるとき、

その企業に勤めた従業員に残るものはなんなのだろうかという疑問が残る。


これはまだ経済、経営を理解していない寝言なのかもしれない。

その一方でこの問いが不要なものだとは思わない。



これからの働き方を考える1つの問いとして、

世界における日本企業の在り方、日本人のかかわり方は

どのような方法がベストなのだろうかと考える。



その一例として社会起業という言葉が出てきたことに注目したい。



これは道徳だけではなく、経済だけでもない。

どちらも兼ね備えた考え方であり従来は・・・



��かBを選ぶORという考え方。

ex→仕事のために家族を犠牲にする。



という考え方だったのに対して、



��もBも選ぶANDという考え方。

ex→仕事も家族も両立させる。



という考え方に変わってきているのだと思う。



もちろん未だ未だ常識でない考え方だから

それは甘えであり、理想論だと言う人も多くいるだろう。



そして2つを得ようとするのだから、今までよりももちろん難しい。



だからより一層の努力と諦めない意志を持ちながら

日々学び続け進化していくことが1人1人に、

そして企業にも今後求められるんだと思う。








④想い・差し伸べられてる手・自分を変化


とある製造業の会社に行き、今売れている商品の開発話を聞いた。

その商品開発のプロセスに僕は人の働き方としても
同じプロセスがあるなと感じた。

ざっくり紹介すると以下のような話である。

今現状の商品をつくり続けていてもいつかダメになる。
新しいものをつくろう。

本社の土地柄として「やきもの」にこだわりたい。



今世の中には何が求められているのか調査。


どうやら光ファイバーというのが流行っていることがわかった。


その光ファイバーに食い込める仕事はないかと調べたところ

セラミックという素材に出会う。



セラミックという素材を変化させてものづくりをスタート。
売れるものになるまで何度も改善。

商品として完成!

というプロセスが僕には世の中を生きていく上での

考え方に似たものがあるなと思った。



人に置き換えていくと世の中ではどのような人や能力が

求められているのかを知り、それに合わせて自分を変化させ磨いていく。



そのときの前提として、

自分の想いや問題意識を根底に持っておくことによって

差し伸べられている手を発見しやすくなり自分が進む道も

決断しやすくなる。



というような話に置き換えられるのではないかと感じた。



だから想いをつくり、差し伸べられる手を探し出し、

それに応えられるように自分を変化させていく。



という商品開発と自分開発を重ねて考えることができた時間だった。









⑤最後に

長くなりましたが最後のまとめです。

なんか小難しいことをいろいろと書いてしまったが
ベトナムに踏み出して、外から日本を見た先で
みんなは何を学んだんだろうか。

僕が思うにみんなに共通した学びは「そもそも」で浮かび上がる
疑問が増えたんじゃないかなと思う。

そもそもお金の価値ってなんで違うのか。
そもそも国のシステムって誰が決めたのか。
そもそも企業ってなんのために存在するのか。
そもそも成長するということは嬉しいことなのか。

普段は気にしないこと、誰も問いとして出さないことに
ふと「そういえばこれはそもそもどうなってるんだろう・・・」
と気づくことがたくさんあるように思う。

その気づく機会として

ベトナムにいる僕たち。
日本語を学ぶ学生達。
各訪問先で相手をしてくださった方々。
日本と環境が全く違うベトナム。

があって、今それぞれの学びがある。

そういったそもそもの問いを通じて、
自分にチェンジがあったのなら嬉しいなぁと思う。

最後になりましたが、本企画に関わってくださった全ての人に
心から感謝と今後も皆様とよりよい築いていきながら
楽しい時間を共に過ごしていきたいと思っております。

本当にありがとうございました!













2011年3月17日木曜日

チェンジメーカー留学INベトナムのご報告【前編】

チェンジメーカー留学INベトナムが終わった。

1週間という短い期間だったから、駆け足でいろんなものを詰め込んだ。



だから企画した僕自身もまだまだ
学びをまとめきれておらず消化不良。


でも僕たちが一貫して伝えたかったことは

外から日本を見るということだ。



川村が掲載された読売新聞の連載企画のタイトル。
『踏み出すと「ニッポン」が見えた。』

この言葉が僕は凄く好きで今ベトナムにいる
僕たちにとてもぴったりな言葉だと思った。

ベトナムを通じて見えた日本。
ベトナムを通じて見えた自分。

世界の中における自分の立ち位置を確認して
自分の働き方を、行き先を、生き方を
考える機会になればいいんじゃないかと思った。

さてみんなにはどんなチェンジがあっただろうか。
僭越ながら僕の学びを前編後編の5つにまとめて
ここに記したいと思う。


①WHY ARE YOU HERE?

予想外の出来事は開始1日目に日本で東日本大震災が起こったことだ。

参加者の家族に大きな被害はなかったが、
ベトナムの新聞トップにも日本の地震が一面を飾り
日に日に広がる被害。

さらに原発危機まで浮上し、景気、人口、食糧うんぬんではなく
日本に住めなくなる日っていうのがくることも
あり得るのかなってふと思った。
※今回被災された地域の皆様のご復興を心からお祈り申し上げます。
現在青年海外協力隊の人たちが中心になり、応援メッセージを作成中です。

今回の企画は海外で働くことを推奨するものではない。

でもこのタイミングで自然発生した問いは
「日本に戻って大丈夫なの?」ということである。

それをもっと突き詰めていくと「なぜ今日本に住むんですか?」
という問いがみえてこないだろうか。

災害という不幸な出来事と今ベトナムにいることが

組み合わさったことで「なぜ今ここにいるのか?」という

根本的な問いが生まれてしまった。


それに対して論理的な答えを出すことはなかなか難しい。

そして「じゃあこれから君はどこへ行くのか?」

ということも同様だ。

日本人だから日本に住む。日本で働く。
それはなぜ?

国という固定観念はいろんなものを思考停止させているかもしれない。

「そもそもなんで・・・」という考え方をいつも忘れずにいたい。







②日本流、日本語、日本人


経済大国日本、高品質日本、真面目勤勉日本人。

どうやら他国の人からすると
日本から学びたいこと教わりたいことがいろいろとあるようだ。

みんなのほうがずっと頑張ってるし凄いのに本当に恐れ多いことである。

しかしその現実があるから私達は外国でも日本語で仕事ができるのだ。

もちろん全てがそうではない。
そしてそれがいつまで続くのだろうと思う。
だからいつまでもそれに甘んじていてはいけない。

次の時代は日本と他国の差が次第になくなり、
長い時間がかかると思うがよりフラットな関係になっていくだろう。

でも「日本」という国のブランド、イメージはまだまだ残り続ける。

だから僕は・・・

・フラットになる時代の準備と対策
・日本ブランド、国力を活かした生き方

をより考えていこうと思う。

そしてもう1つ考えたいことがある。

僕たちは知らず知らずのうちに親世代が
築いてきた国の恩恵をたくさん受けてきた。

特に僕なんてその恩恵のおかげで今ベトナムで生活しているようなものだ。

だから、僕は今後もこの恩恵が途切れることなく
次の世代へ残していくために何かしら役立っていきたいと思う。

みんなはどうだろうか。

今回地震が起きて街中を歩き見知らぬ人から
「おまえの家族は大丈夫なのか?」
と声をかけられ、他にも日本のために何かできることを考えようと
真剣に思ってくれる人たちが多くいる。

以下参考までに友人のtwitterを引用させてもらう。

---------------
ベトナムの新聞記事。学生に訳してもらったのですが、
リアルなのでそのまま紹介します。

「日本で起こった震災はベトナムで起こってきた強風、
洪水などための被害の百倍です。やさしく、勇気があって、勤勉な日本人は
世界の援助をもらうことに値します。
日本で起こった震災が世界の経済に影響します。日本を早く回復すれば
早く回復する程世界の経済を早く回復します。わが国は日本より
貧しいですが情義を欠きません。ベトナムは日本からODAを
沢山もらっている国でベトナム人としてどうすれば日本人を手伝いますか?」
---------------

昨今のような状況の中で僕はこれからも日本は
世界から愛される国、助けてもらえる国でいたいと思った。

もちろんそれに頼る依存するということではない。

先人が残してきた古きよきものを引き継ぎたいだけなのだ。








それでは後編へ。。