2010年3月8日月曜日

べトナムの就活事情

ついちょっと前まで日本でキャリア教育に関わる
NPOの方とスカイプでお話をしていた。

日本にいるだけではわからない自分たちの考えの特殊性や
海外の人との価値観の違いなどを意見交換できる場をつくるため
日本とべトナムでネットをつないで対話する試みを予定している。

そこで、日本とべトナムの違いとかあーこんなことが違うんやねーと
思うことって何かを考えたとき、就活は結構違うなーと思った。



【べトナムの就活】



べトナムは基本的に大学を卒業してから就活が始まります。


だから卒業して1ヶ月後には仕事している人もいれば

半年経っても仕事が決まっていない人もいます。



通年採用なのです。



そして、給料は同じ新卒であれ、一緒ではないのです。


面接官から「いくらの給料を希望しますか?」という

質問が出て、学生は「~という理由で~ドンを希望します。」

という返答をするのだ。(ロジカルに返答できていないと思うが・・)


何ができて、どんな成果を出せて、

どんな想いを持ってその会社に入ろうとするのかを話す。



だから、時には同じ歳で同じ大学でも
給料が違うなんてこともありえる。



企業の基準に達していたとしても、

学生側が給料の希望が合わないから辞退というのもあるし、

逆の300ドルだったら採用するが、

��00ドルなら採用しないという企業側の言い分も発生する。



とてもフェアであり、シビアでもある。



だから学生は、卒業してから

また違う場所で勉強をしたり、インターンやバイトを

しながら能力をつけて企業面接に望もうとします。


よくベトナム人からの質問で
「専門はなんですか?」ということを聞かれますが、
専門と言えるほどの何かを持ち合わせていないため困る。。

多分専門がないと食っていけない。
てか会社では仕事させてもらえない。
少なくともいい給料はもらえないって感じなんだろうなぁ。

それに輪をかけて俺は日本人で英語もべトナム語ももわからなくて
若くて専門もないって感じだから彼らからすると不思議な存在だろうなぁ。。

そういった専門がなくても会社が雇ってくれて育ててくれる
文化があるのは日本のいいとこでもあり、悪くいえば大学時代
勉強していない&自分の専門を活かした
仕事をしていないということになる。

自分達の当たり前は他国では当たり前ではないという1つの
いい事例であり、こういったべトナムのリアルな情報を伝えて、
気づきが生まれ、日本のよさとわるさが
客観的にわかるようになればいいなぁと思う。









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