2010年1月16日土曜日

語学から見るちょっと不安な日本の未来

 今日は仕事終わった後に、僕たちの隣の部屋にいる

インターナショナルリレーション部のべトナム人と日本語、英語、

べトナム語ミックスの語学勉強をカフェで実施。


私のベストパートナー指差し会話帳が今日も大活躍して、
どうもこれから1週間1度のペースで実施されそうです。



特に意味はないが、いつもお世話になっているのでパシャリ。



今日お話していたべトナム人は大学での専攻は英語で
その傍ら日本語も勉強していたそうです。

しかし、英語と比べるとあまり上達せず、
日本語はかれこれもう3年間使わなくなってしまい、
もったいないなぁと思っていたところ隣のオフィスに日本人が現れ、
チャ~ンスといった心境だったのでしょう。

自分は未だに英語もべトナム語も話せないので、
英語話せるんやから十分やーんと思いながらも自分と
1つしか年齢が変わらない勉強熱心さに頭が下がります。

それと合わせて、今日聞いた話なのですが、
現在ホーチミンでは今日本語教育が英語よりも熱が高まっているそうです。

ほんとに~?とは思うのですが、

評価のレベルが
「英語?そんなの話せて当たり前でしょ?日本語はできんの?」
というような基準のようです。。

なので、英語+αが求められいて、そこで英語の
次に学ぶ語学として日本語なんだということでしょうね。

そんな話もあり、今日話していた彼女が日本語もマスターしようと
頑張っていることが今のべトナム事情を
物語っているのかなぁとも見えたのです。


【日本人の語学力と少し不安な日本の未来】


「英語?そんなのいらねーよ。俺日本から出ていかねーし、海外興味ないし。」

自分はそんな考えだったため、全く海外に目を向けない、
日本にいるんだし問題なし!という人間だったのですが、
べトナムに来ていろいtろと考えさせられることもありまして、
日本人の語学力をテーマにをウェブ閲覧。。

掲示板には日本にいた頃の自分と同じような、
興味のある奴だけ勉強すりゃいいじゃん。の意見が
少し自分的には気になりました。



こういったことを言える人はこれも掲示板に書いているように、
十分な金銭的余裕があり、日本から出て行く必要がない人だと思う。

しかし、これは日本がこれからも世界的に経済優位性を
持っていることを前提としている話であって、
経済が衰退し、国内で仕事がなくなり、国外へ出稼ぎをせざる得なくなる
という最悪のシナリオが想定された場合どうなるのだろうか?


最近お世話になっている藤沢烈さんの言葉をお借りすると、
中国・タイ・シンガポール・カンボジア・べトナムなどのアジア諸国を周り、
物価を見てまわると、だいぶ日本との価格の差が縮まってきている。

日本はデフレで他のアジア諸国はインフレになり、
近い将来5年ほどで日本とアジア諸国の物価の差は
ほとんどなくなってしまうのではないだろうか?


となるとより日本は国際的な競争に強いられるわけで、
本当かどうかわからないが、
「英語?そんなの話せて当たり前でしょ?日本語はできんの?」
というレベルのべトナム及びアジア諸国と渡り合っていけるのだろうか?

いつか私たち日本人は、外国へ出稼ぎするが、他国の言葉が
わからないため低賃金で雇われる肉体労働者になってしまわないだろうか?

とまぁ自分らしくない少しネガティブな未来を見てみましたが、

それでも日本にとって語学は必要ないと言えるのだろうか?



今の自分にはもうその言葉は言えない。

そしてそんな暗い未来にさせないためにも・・・

・日本が今のまま経済優位性を保ち続けること
・言葉が通じずとも通用する専門能力・付加価値があること
・外国にいても日本とのやりとりのみで完結できる仕事をつくること
などなど。。

日本に生まれてよかったなぁと思える自分が
これから30年、40年先でもいるように
よりよい日本の未来を考えていきたいです。






7 件のコメント:

  1. CHICK様
    コメントありがとうございます。
    貪欲さは自分が最も欠けている
    ものかもしれません。。
    貪欲さがある方が成長意欲があり、
    経済的成長・人間的成長も見込めるでしょう。
    しかし貪欲さがなければ、上記の2点のような
    成長ができないかといえばそうではないと
    思うのです。
    今の日本には等身大の生き方、今持っているもので生きていくこと、経済成長のステージから降りて
    心を満たす生き方をすることなど新しい生き方が
    求められているように思います。
    それがいいか悪いは別として、個人的には
    この生き方問題がどのような結末を迎えるのか
    自分自身の人生も含めて気になるところです。

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  2. おっしゃるとおりですね。私も英語もベトナム語も話せずとびこんでしまった一人です。同僚は私より若いですがスパやレストランのオーナーしながら、ばりばり働いてますね。それも子持ちで。あの独特の発音で英語を話しまくりますので私はまったく理解できません。相手が何人だろうがものおじせず、どんどんいきますね。商売もベトナム内だけで考えないですし、タイや中国とリレーションあってあたりまえで、ひょいっとボーダーこえてきますよね。自分がなんて狭い世界で生きてきたか実感してます。もう語学の問題ではないように感じます。生き残る本能の問題ですね。残念ながら日本ではあまりに守られすぎて、貪欲さがないように思います。

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  3. はい、現在ダナンにいますよ~。
    日本食屋「ふるさと」で越の一呑みながら店員をからかってるキモヲタハゲデブオヤジがいたらそれが私ですので声かけてください!

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  4. 夏みかんさん
    いつもコメントありがとうございます。
    今日は青年海外協力隊の方々と
    話していたのですが、言葉の壁について
    日々悩み、JICAのあり方にも
    問題意識を持つようですね。
    自分自身がそうでしたが、
    海外に出ないと言葉の重要性には気づきにくい。
    より多くの人が海外の人との交流を感じることが
    語学の重要性を本当の意味で理解する
    一歩かもしれないです。

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  5. 耳沢様
    コメントありがとうございます。
    日本国内での比較で自分のキャリアを
    考えるのではなく、より広い視野でものごとを
    捉え、突き抜けるものを育んでいかなきゃ
    ならないと自分も思います。
    特に自分と同じく20代でビジネスをしている
    人にとっては20年、30年先を見ると、
    日本という国がどうなってるか
    見えなさ過ぎますからね。。
    ブログ拝見したところ、
    現在ダナンにいらっしゃるのであれば、
    ぜひ一度食事ご一緒したいです!
    それでは今後ともよろしくお願い致します。

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  6. 語学力がないのに海外にいる一人です。
    英語がスタンダードである必要はない、と思いますが、
    英語が出来なければ仕事にならない、のも事実。
    英語、がんばります。
    ちなみに、先日うちのコンピューター隊員たちがベトナム、
    ハノイ工科大でやってる活動を見に行ったそうですが、やはり日本は日本語のため評価が低く「英語圏のコンピューターシステムにしようか~」という話になりそうとのことでした。残念ですね~。

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  7. 同じ危機感を共有する者です。
    > ・日本が今のまま経済優位性を保ち続けること
    は正直自分一人の力ではどうにもならないんでアレですが、
    > ・言葉が通じずとも通用する専門能力・付加価値があること
    > ・外国にいても日本とのやりとりのみで完結できる仕事をつくること
    この2点だけ満たせる人なら自分含めて山ほどいるんで、そこから一歩抜きん出れるようあがいてる最中です。英語できてあたりまえ、日本語もやっとこというベトナム人の気持ちすごいわかりますね。

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