2011年10月24日月曜日

日本の中に外国をつくる

ちょっと前に日本への留学フェアINダナン!
がありました。

僕の職場の近くで実施されており、
たまたまコーヒーのパシリに駆り出されていた最中に発見。

パシリもいいことあるなおい。

日本語学校だけではなく、大学も専門学校も来ていました。

現在日本への外国人留学生の在籍数は中国、韓国、台湾と並び
そして4位にベトナムで約3500人が現在日本にいるそうだ。




そして今日はトヨタが内定者向けに短期海外留学プログラムを提供
というニュースを発見。

外国人を日本へ。日本人を海外へ。

僕がベトナムにいるからなのかどうかはわからないけど
日本はどうやら海外って言葉が流行りのようだ。

ただ、どちらかといえば日本人を海外へ!
みたいな話のほうがよく聞くような気がするし、
熱がこもっているようにも思う。

しかし現実的には外国人を日本へ!
の方がうまくいっている。と言っていいのかどうかわからないけど
調べた限りでは、
2010年外国人留学生日本への受け入れ結果141,774人。過去最高。

日本人の海外留学生数は2004年の82,945人をピークに
減少し2008年には66,833人。
また、国が支援する予算についても
外国人を日本へ呼ぶことに力を入れていることが伺える。

もしかしたら個々人がミクロに考えていることと
国がマクロに考えているにことにはずれがあるのかもしれないなぁ。





さっきリンクを貼った記事の中に、

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「留学に行きたいと思うか、もしくは過去に思ったか」には、
留学未経験者の86%がイエス、留学に興味のある人は92%にも上り、
ほぼ全員である。
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という驚きの内容がある。

一体どんな奴にアンケートとったんやと聞きたいところだが、
かくいう僕は学生時代、上記でいう8%に入る留学には
全く興味がない学生だった。

今思い返せば、周りの友人数名は留学に行っていたし、
休学してワーキングホリデーをしている奴もいた。

それを聞いても「へー。すげーな。」
ぐらいしかコメントできなかった。

なんつーか、それぐらいモーレツに興味がなかった。
留学に。海外に。外国人に。


そんな僕が今ベトナムにいて、留学についてのブログを書く。

本当に偶然だが、約2年前にそんな


留学(生)、海外、外国人と隣り合わせの環境に身を置くことになった。

「へー。すげーな。」の自分があったからこそ、
身にしみること、自分愚か者でしたと思うこと、
そしてやっぱ外国は行っとくべきだなぁと強く思える。

ただ、行ったほうがいいよと言ったところで
8%に入る僕は行かないのだ。


そんな僕の実体験から思うことは日本人を
より多く海外に出したいなら、まず日本国内で留学(生)、海外、外国人などに
触れる環境をどれだけ多くつくれるかだと思う。


日本にいながらにして世界とつながる。世界が面白いと感じる心を育む。
そんなことが大切だと僕は思っている。

あの頃の僕は「英語」、「海外」、「留学生」などの言葉が出ると
すぐさま逃げていたから、それらから逃げられない環境や
それらがあるのが当たり前の環境をつくらないといけないと思う。

だから何でもいいからまず海外に行けというのは
確かにそうなんだけど、前に自分がラオスからタイの国境を
軽く越えた時のようにもっと自然体な状態をつくれればいいなぁと思っている。


きっとこれはすげー時間の長い話なんだと思うけど、
・APUのような学生の半分以上が外国人の大学、
・街を上げて外国人観光客を増やす取り組み
・夜間での日本語教室や地域にいる外国人との交流
などそういったつながりが当たり前であり、面白いものであるように
今そこで住んでいる環境から変えていくことができればいいと思う。

そういった土台がある中で生きている人は
自然とどこへでも行けてしまう感性を持てる。と思うなぁ。


そういえば僕がベトナムで会う日本人の出身大学で
目立って多いのが、早稲田とAPUという事実がある。

そして彼らは普通に企業駐在員ではなく、普通の海外旅行でもなく、
一風変わった働き方、旅行スタイルで生きていることが比較的
多く見られることもあってよく印象に残っている。

さらに調べると面白いのがその2つの大学は
外国人留学生受け入れ数1位と2位の大学であり、
かつ外国人留学生が人口に占める割合県別トップに
早稲田がある東京都、2位はAPUがある大分県になる。

確証は全くないけれど、異国異文化が当たり前に存在している
環境の中で生活している人なら、気軽に外国へ出て行けるという
論を立てるための事例にはなり得る話だと思う。


外国人を日本へ。日本人を海外へ。

これらはお互いがお互いのことを考えることで
より活性化されるのだと思う。




2 件のコメント:

  1. shiroさん
    コメントありがとうございます。
    この不法滞在率が25%という数字については
    ・他国と比べてどの程度劣悪なものなのか。
    ・中国韓国台湾などの不法滞在率はどうなのか。
    ・不法滞在者の入国ルートはどこから?(留学労働研修など)
    などなどを勉強しないといけないですね。
    ただ、外国人が増えて、関わる機会が
    増えればいいってものでもないかなと
    このコメントを通じて思いました。
    それよりもどのような外国人を日本に
    増やすかという「量より質」の考え方が
    大切なのかなぁと。

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  2. でも、逃亡して不法滞在が25%を超えるベトナム人
    この問題をどうする?

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